2026/09/08
100万円を貯め、3か月間勉強に集中して合格した。私の経歴には、そう書ける一部分があります。ただ、その一文だけでは、大学2年生から27歳までの時間が抜け落ちます。今回は、合格体験談の「期間」について書きます。
勉強を始めた時期と、専念できた時期は違う
勉強を始めたのは大学2年生でした。合格したのは27歳です。一方で、100万円を貯めて勉強に専念したのは3か月間でした。この二つは、違う期間を表しています。
私には、一人暮らしでアルバイトをしながら受験していた時期があります。受験生活の長さと、勉強だけに使えた時間を同じものとして扱うと、実際の生活が見えなくなります。
最後の3か月だけで、経歴全体は説明できない
最後に集中できたことは、私の合格までの大切な出来事です。しかし、それ以前の勉強をなかったことにはできません。「ゼロから3か月で合格した」という話ではないのです。
逆に、長く受験していたというだけで、その時間をすべて同じ密度の勉強時間と考えるのも違います。生活費を得るために働く時間も、その間の暮らしもありました。
体験談を読むときに、期間と一緒に確かめたいこと
合格体験談を自分の計画の参考にするなら、月数だけでなく、その人がどんな条件で勉強していたかも見ると役立ちます。
- その期間より前に、簿記などの学習経験があったか
- 仕事や家事と両立していたか、勉強に専念していたか
- 生活費をどのように確保していたか
- 「合格まで」が、どの試験や段階を指しているか
自分の予定は、自分の生活から組み立てる
他の人の3か月と、自分の3か月は同じ条件とは限りません。使える曜日と時間を書き出し、生活のために必要な時間も残したうえで計画を作る。その方が、期間だけをまねするより具体的です。
私自身の話も、「27歳で合格」「最後は3か月集中」の両方を含めて読んでいただければと思います。短い言葉にすると消えてしまう時間も、この連載では残していきます。